〈企業連携授業〉京都トヨタ自動車株式会社様主催 技能講習会開催!
皆さん、こんにちは
職業実践専門課程の一級自動車整備科の学生を対象に行われている企業連携授業のご紹介です。
本日、一級自動車整備科の学生を対象に京都市内に本社を置く、京都トヨタ自動車株式会社主催の技能講習会が開催されました。
京都トヨタ自動車株式会社は毎年、採用や学生らのインターンシップでご協力いただいている企業です。
今回は本社の工場とセミナー室で行われ、まず、トヨタのクリーンエコカー、燃料電池車、FCV(Fuel Cell Vihicle)を教材に、燃料電池の仕組みから車両概要についてご紹介があり、FCV車のメリットや車両構造、水素と酸素から電気を発生する燃料電池の仕組み、燃料電池車が実際にどのような流れで走行しているのかなどをサービスの指導員の方から教えていただきました。これらはトヨタの技術のサイトでも紹介されています。
燃料電池の技術について、詳しくはこちらをご覧ください。(http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/environment/technology_file/fuel_cell_hybrid.html)
講座の後は工場に移動して市販車両である「MIRAI」を使い機能、整備のポイントを教えていただきました。
先ず、動力モーターやパワーコントロールユニットなど主要構造を確認しました。
こちらが高圧水素タンク。充填圧力は70MPa(約700気圧)あり発電ユニットには減圧して供給されているそうです。配管は区別するために高圧の水素配管は警戒色である赤色になっていました。
授業の為、燃料の高圧水素タンクが丸見えですが普段は強靱で軽量なカーボンファイバー製のカバーで覆われています。今や、軽量化の為に航空機や自動車では近年、BMWの量産モデル「i8」のボディに採用され話題になった炭素繊維複合素材。
このトヨタのMIRAIにも東レ製の炭素繊維素材が発電ユニットや高圧水素タンク(高強度炭素繊維製)に採用されているそうです
構成部品からの水素漏れなどは水素ガス検知器を用いて点検されるそうです。学生らも初めてみる燃料電池車の構造に興味津々の様子w。
また、高圧水素タンクの対応年数は15年と定められています。
本日ご紹介いただいたこれら燃料電池車の技術についてはトヨタは特許申請せずに情報公開されたニュースはまだ記憶に新しいお話ですよね。
これから、もっともっとクリーンな車が増えていく時代になりそうな予感がした連携授業でした。
新しい技術に伴い、サービス技術もそれに対応して進化していることがよく分かる講習会でした。
本日はお忙しい中、本校の職業実践授業の取り組みにご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございました。
ご指導いただいた京都トヨタ自動車株式会社の皆様に厚くお礼申し上げます。