〈企業連携授業〉スズキ株式会社様主催 技術講習会開催!
皆さん、こんにちは
職業実践専門課程の一級自動車整備科・自動車整備科・二輪自動車整備科の1年生の学生を対象に行われている企業連携授業のご紹介です。
本日午後よりスズキ株式会社主催の技術講習会が開催されました。
技術指導には株式会社スズキ自販京都及び、スズキ自動車販売グループ企業のエンジニアの方々にお越しいただき、技術指導を行っていただきました。
3号館1階の総合実習室には新型スイフト、wagonR、人気のハスラー、新型ジムニーなどが搬入され、各車には高度に複雑化した最新電子制御システムが搭載され、それに対応したスズキ専用の故障診断機を用いたアクティブチェックなど現場で行われているコンピュータを使った整備技術や実際に誤発進抑制制御を体験するなど新型のスズキ車に搭載される安全性能についてご指導・ご紹介いただきました。
また、スズキ二輪のエンジニアの方々からは昨年に続きSUZUKIが8年ぶりに「リッタークラストップの栄冠を取り戻す」というコンセプトのもとに、2001年以来、6度目のフルモデルチェンジしたSUZUKI二輪のフラッグシップモデル、GSX-R1000Rについてご紹介いただきました。
車と同じように故障診断機でおこなえるチェックの内容をご紹介いただきながら、スズキのスーパーバイクに触れる機会をいただきました。
また、GSX-R1000にはレースで培われた6軸IMU(慣性計測装置)など様々な電子制御が採用されているとのお話もありました。
今回ご紹介いただいた、「可変バルブタイミング」には、MotoGP車両からフィードバックされたSR-VVT(Suzuki Racing Variable Valve Timing)が搭載され、車両のカムスプロケット内の12のボールがエンジンが高回転になると遠心力によりスプロケットの外側に移動することでバルブのタイミングを切り替えるメカニズムのお話や、スピードを上げていく際にフロントが浮き気味になるようなウィリー状態を抑えながら、加速を可能にするSuzuki Launch Control Systemという制御も搭載されているとのこと。
前回ご紹介いただいたトラクションコントロール以外にもたくさんの電子制御により、格段に運動性能が向上している新型GSX-R1000。
フロントブレーキにはブレンボ製モノブロックキャリパーや金色のロゴのSHOWA製のバランスフリーサスペンションや自動ブリップダウンシフト機能付きクイックシフターなどが奢られている上位機種!
スゴいっ!
クラッチ搭載のバイクで行うブリッピングシフトダウンという変速時にクラッチを切ると同時にスロットルを一瞬開けてエンジン回転数を上げてからギアダウンする方法のことで、このGSX-R1000Rは自動でブリッピングを行い、シフトアップ/ダウン時のクラッチ操作が必要ないそうです。
学生たちも実車を前にして驚いていました。さすが、スズキのフラッグシップモデルです
とにかく二輪の電子制御も年々進化しています。
本日はお忙しい中、本校の職業実践授業の取り組みにご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございました。
ご指導いただいたスズキ株式会社はじめ、グループ企業の皆様に厚くお礼申し上げます。