第10回校内技術コンクールを実施しました!
皆さんこんにちは。
昨日、本校で校内技術コンクールを実施しました。
これは一級自動車整備科4年生・3年生がチームとなって、日ごろの学んできたことを発揮して技術を競うコンクールです。
大会は2日間にわたって行われ、今回は決勝戦の様子をご紹介します。
決勝は前日に行われた予選を通過した上位4チームが出場できます。
また4つの競技を行い、その獲得点数で順位を競います。
最初は筆記試験から。
新技術、整備技術、環境、法令、接遇、指導の範囲から出題され、その点数が個人戦の獲得点数になります。
普段の授業への取組み具合、理解度が勝負の分かれ目になる競技です。
さすがに普段からテストを受けているだけあって、落ち着いた雰囲気で、第一セクションの筆記試験は終わりました。
続いて第二セクションである愛車半年点検です。
最近の各ディーラーが行ってる点検で、将来、整備士として必要な技術でもあります。
主な点検個所はエンジンルーム内、車室内、足回り、下回り、灯火類です。
ここで肝心になってくるのは、作業の正確性、効率、点検シートの完成度になります。
ここの競技では4年生と3年生のチームでそれぞれ競い合います。
4年生はいかに指示を出して、効率よく作業を終えるか。また3年生は4年生の指示通り、それ以上に何が今必要で、どう動くべきなのかを考えることが重要になってきます。
それぞれが大きな声で掛け合いながら、制限時間内にすべての作業を終えることができました。
さらに第三セクションでは測定機器による測定技術を競い合います。
1年生や2年生の時にも授業で習う技術でもあります。
100分の1mm単位で測定する必要があるため、何よりも正確性が求められる競技です。
制限時間に追われながらも正確に測るために、競技者全員がとても集中して行いました。
最後の競技は納車対応です。これは口述による競技で、自分以外のメカニックが点検作業した内容をお客様役の審査員に対して説明します。
自動車整備士は車に向き合うことも大切ですが、コミュニケーション力も大切になってきます。
いかに相手の立場にたって対応できるか。どのように分かりやすく伝えるか。
選手たちは頭を悩ませながらも競技をこなしました。
全ての競技が終われば結果発表です。
個人とチームそれぞれで表彰されます。
発表された瞬間、大きな拍手が起こり、校長より受け取ったトロフィーや賞状を誇らしげに受け取りました。
この競技を通して、学生たちは一回りも二回りも成長することができたようです。
卒業後は勤め先の技術競技会に出場することもあります。
今回の経験がきっと活きてくると思います
一級自動車整備科4年生・3年生の皆さん。
お疲れさまでした。
そして、表彰された選手の皆さん。
おめでとうございます!!
これからも超一流の自動車整備士を目指して頑張ってくださいね