〈企業連携授業〉日産自動車株式会社様主催 技術講習会開催
皆さん、こんにちは
本日はYIC京都の企業連携授業の取り組みをご紹介します。
職業実践専門課程である一級自動車整備科・自動車整備科の学生らを対象に日産自動車株式会社をはじめ日産グループ企業様主催の技術講習会が開催されました。
講習会は日産のエンジニアの方々にお越しいただき、講座では日産が世界に誇るGT-Rの開発やその特徴的なメカニズムについてご紹介いただいきました。
日産によるGT-Rの最高速度は309km/hとされ、R32の頃からドイツのニュルブルクリンクで鍛え上げられた名車です。
2008年当時の市販車最速タイム7分29秒3(北コース20.832km)を記録した事でも有名。
まずは高出力なエンジンのパワーを如何にロスなく駆動輪に伝えるかというところから一般的な車両のレイアウトと異なり、GT-Rはフロントエンジン、クラッチ・トランスミッション・トランスファーはドライバーズシートより後ろとなる車両後方に配置するプレミアムミッドシップパッケージの構造を持つ説明から始まりました。
駆動方式もR32型以降のスカイラインGT-Rと同様に電子制御フルタイム4WD。次にパワートレインの紹介。搭載されるエンジンは、VR38DETT型3.8LのV型6気筒ツインターボエンジンで2017年モデルは570馬力・65.0kgf·mを発生。エンジンは熟練作業者「匠」によるエンジン組み立てが行われているとのこと。
その他、プレミアムミッドシップパッケージレイアウトにすることにより、理想的な車両前後の重量配分と車両前面エンジンからのエアフローが改善され強力なダウンフォースが得られることや空力性能を考慮し、ドアノブがアウタードアハンドルが収納型になり出っ張りもなく、ちょっと変わった形式になっていることなど、空力特性のほか、ボディ・サスペンションと構造について学びました。
また、日産ではこのGT-Rの整備に対し全国156店舗のうち現在、53拠点にニッサンハイパフォーマンスセンターを設置、GT-R認定メカニックのご紹介もありました。
後半の実習では実車に触れながらの車をさらに詳しくご紹介いただきました。
日産のディーラーへの就職希望の学生らは特に目がキラキラして講習会に参加していましたよ。
本日はお忙しい中、本校の職業実践授業の取り組みをご理解を賜り、ご指導いただいた日産自動車株式会社をはじめ日産グループ会社の皆様に厚くお礼申し上げます。