2017年YIC京都鈴鹿8耐参戦レポート
重要な任務を任され、ピット作業を猛練習する学生たち。
鈴鹿8時間耐久ロードレースは、世界耐久選手権にも組み込まれている国内有数のビッグレース。今年も二輪自動車整備科から6名の学生が「山科カワサキKENRACING」チームのピットクルーに加わることができました。まずはチームやライダーの皆さんにご来校いただき、さまざまなアドバイスをいただいた学生たち。放課後にピットワークトレーニングを積みながら、公開合同テストや予選や夜間走行練習が行われる8耐ウィークに参加しました。前夜祭で盛り上がる決勝前日も、夜遅くまで準備に余念がない学生たちでした。
いよいよレース本番。転倒を乗り越え再スタート!
いよいよ本番。11時半に伝統のル・マンスタートでレースが始まりました。チームのスターティンググリッドは予選順位の44番。最初のライダーがピットに入り、いよいよ1回目のピット作業です。学生たちはチームメカニックの指示に従いながら、ガソリン調達やタイヤ交換などの作業をしっかり行いました。第2ライダーはぐんぐん順位を上げていましたが、他チームとの接触により転倒。幸いライダーとマシンは無事にピットに戻り、チーム全員でマシンの修復にあたりました。そしてレース再開。58位まで後退した順位を、第3ライダーが44位まで巻き返します。
全員で闘い抜き、完走の表彰台に立ちました!
陽が傾き、薄暗くなった頃、ピット内では学生たちが最後のライダー交替に備えて準備をします。ピット作業がスムーズに終わり、いよいよレースは終盤へ。チェッカーフラッグが振られ、チームは45位でゴールすることができました。接触転倒というアクシデントに見舞われながらも、チームが一丸となって立ち向かい、速やかにレースに復帰できた今回のレース。あきらめない心や、みんなで力を合わせることの大切さを学ぶ機会となりました。完走認定を受けたチームの表彰式に上がり、笑顔と感動でいっぱいのフィナーレを迎えた学生たちでした。